スキルアップしたい

高度化する医療 看護師の高学歴化
目まぐるしく進歩する医療技術に対応していくために、看護師に対しても高い知識と技術力が求められています。
人工透析の技術。心筋梗塞の患者さんを助けるための様々な電子機器を組み合わせた電子装置の操作技術。超未熟児のための新生児集中治療室。交通事故などの外傷で生命の危機に直面している患者さんを救うためのICU(集中治療室)。
医療が進歩し細分化していく中で、機械操作や看護処置がどんなに難しくとも看護師は患者さんを救うために努力し援助していくのが看護師の役目です。
また、心身の健康問題は非常に複雑です。生半可な知識では対応することができないと感じることが多々あります。
大学まで進学する看護師も増加してきました。さらには修士課程や博士課程にまで進む人も増えています。また、海外に行き、先進国の知識と技術を実践で学ぶ人もあります。
一度現場に出たものの、患者さんとの関わりの中で「もっとこの技術を高めたい」「もっとこのケースについて研究したい」と大学へ再入学する人もいます。

● 看護のスペシャリストが続々と誕生
日本看護協会では、複雑な看護問題を持つ人々のために、より質の高い看護技術を提供する「専門看護師制度」を設けています。また、特定の分野で熟練した看護技術と知識を用いてより高い水準の看護実践ができると認められた「認定看護師」も続々と増えてきています。
これらのスペシャリストは、自分自身で患者さんをケアするだけではなく、実際に看護するリーダーとして、教育指導を行い、導き、チーム全体で看護力を高めるための「指導者」としても活躍しています。
つまりこれからもどんどん複雑化・細分化していく一方の医療技術でそれぞれのスペシャリストが続々生まれていくということです。
「認定看護師」や「専門看護師」のスペシャリストが増えることで、医療全体の知識や技術力を全体的に高め広めていく大変素晴らしいシステムです。

● スキルアップのために転職を考える人も
准看護師から正看護師へ、「認定看護師」や「専門看護師」「助産師」「国際看護師」などのスペシャリストになるという夢の実現のために、より環境や支援制度が整っている病院や、高度な専門技術に定評のある病院へ転勤をする看護師も増えてきています。
また、病院の方でも優れた人材を集めるために、福利厚生やスキルアップ支援を充実し保証する病院も増えてきています。詳細>>